フライフィッシングの魅力
“If I fished only to capture fish, my fishing trips would have ended long ago.” —Zane Grey
「魚を捕まえるためだけに釣りをしていたなら、私の釣り旅行はとっくに終わっていただろう。」—ゼイン・グレイ
あなたにとってフライフィッシングの楽しさとは何でしょうか。キャスティングの奥深さ、マッチザハッチ、自分だけのオリジナルフライ、自分だけが知っている秘密のポイント、仲間との時間、行きつけの旅館などなど、それぞれのフライフィッシャーがその時々で様々な楽しみを見つけていることでしょう。
私の大好きな釣り場の一つ、奥日光のロストルアーズさんの歌の最後に「楽しさは釣れることだけじゃない~」というフレーズがあります。全くその通りですね。イライラしてしまうときには口ずさむようにしましょう。
フライフィッシングと旅
“There are always new places to go fishing. For any fisherman, there’s always a new place, always a new horizon.” —Jack Nicklaus
「釣りに行く場所は常に新しい場所がある。どんな釣り師にとっても、常に新しい場所、常に新しい地平線がある。」—ジャック・ニクラウス
自分の好きな釣り場に通って、その日の状況や季節の移り変わりに合わせた釣り方を学ぶことは大切です。でも、いつもの釣り場に出かけて、いつものフライで、いつものように魚が釣れた時の喜びは徐々に薄まっていき、むしろ、釣れなかったときの方が心を揺さぶられるように感じます。そんな時は新しい釣り場に出かけましょう。新しい未知・発見と新しい困難があなたのフライ道をより深いものにしてくれるでしょう。そしていつもの釣り場に戻った時に、新しい発見をもたらしてくれるかもしれません。
フライの地図は、新しいフライフィッシングの旅に誘う地図を作ることを目指していきます。少しずつ内容を足していきますが、関東圏から遠い地域や、ソルトフライなどの専門外の領域には疎いですので、協力してくださる方がいましたら、情報提供を頂けましたら順次アップしていこうと思います。
フライの地図の目指すところ
“Do not tell fish stories where the people know you. Particularly, don’t tell them where they know the fish.” —Mark Twain
「知り合いがいるところでは魚の話はしないほうがいい。特に、その魚がどこで知られているかは話さないほうがいい」—マーク・トウェイン
自分のお気に入りのスポットをSNSにあげることは、それを見たフォロワーが押し寄せることになりますから、かなり身を切る思いなのかと思います。フライの地図にそうならないように願っている方も多いでしょう。フライの地図は『よく釣れるスポット』を掲載するサイトではありません。釣りに出かけられるきっかけとなる場所や宿を提供することを目的としています。
「フライフィッシングの入門者を遠ざけようとすればするほど、フライフィッシングのできる釣り場はなくなり、あなたは人知れず山奥で鞭をふる変人となるだろう」-まぷお
…とまあ、名言っぽく書いてみましたが、近年ではフライフィッシングができない釣り場も増えてきています。ベテランの方にはあまり影響がないかもしれませんが、普通に暮らしていてフライフィッシングに触れる機会はどんどんと減ってしまっています。入門者が減ると、釣り場が減るという悪循環に陥りかけているように思えるのです。
フライフィッシングが好きで、フライ好きが集う店や釣り場は全国に多くあります。フライフィッシャーでそういった場所を応援して回ることはその助けになるはずです。出張のついでにフライショップに行くのもよいでしょう。家族旅行で興味のない遊園地に行かずにホテルで過ごすなら、近くの釣り場に行ってみましょう。沖縄旅行でソルトフライフィッシングに挑戦してみるのもよいかもしれません。
フライの地図はフライフィッシングの愛好家、そして何より入門者にとって、楽しい旅に足を踏み出す一歩を後押しできるように、地道に活動していこうと思います。